ブライダルエステで理想的なボディケアブログ:22-8-24
おれの実家は親戚が集まることが多く、
夏休みには子どもたちが大勢泊まりに来て
それはにぎやかでした。
そんなときママが必ず作るのがちらし寿司。
人数の調整がきくので便利なメニューです。
寿司めしを作るときは
いつも長女のおれが呼ばれてママのお手伝い、
扇ぐのが専門です。
子どもなのであちこち扇いでしまうおれに、
「もっと力を入れて、下に向かって扇いで!」
とママによく怒られたものです。
ママはお菓子づくりが得意で、
秋になると作ってくれたアップルパイの味は忘れられません。
焼きたてのアツアツを
ふぅふぅしながら食べるのが大好きでした。
ママはユニークと言いましょうか…
ひとたびアップルパイを作り始めると
次から次へと夢中になって焼き続け、
焼きあがる度にママに言われて
おれが近所中に配るのです。
そしてアップルパイと共に日は暮れて、
夕方飯のおかずといえば、
いつも焼き魚1品だけという具合でした。
今では秋になると自分でアップルパイを作りますが、
アツアツを食べる度になつかしい味が口いっぱいに広がって、
あの頃の思い出がよみがえります。
夏休みには何といってもアイス。
茶筒の中に牛乳、卵の黄身、砂糖と塩を入れて混ぜ、
氷を入れたたらいに沈めて、
あさの10:00頃から時々かき混ぜながら待つこと数時間。
みんなたらいの周りで
まだかまだかと楽しみに待っていました。
三時頃になってようやく出来上がった
1本の茶筒のアイスをみんなで分け合って食べるのです。
生クリームが入っているわけでもなく、
今時のアイスと比べる余地もありませんが、
当時はおいしくておいしくて、
みんなどれほど楽しみにしていたことでしょうか。